旧駅舎裏の資材置き場
〜架空鉄道・架空地図の部屋〜

関西横断・鉄道歴史探訪の旅

2026-07-03

こんにちは。すずらんと申します。今回は関西本線を完乗する切符を手に入れたので、これを使い倒して関西の真ん中を横断しながら、沿線を歩いたりしてみようと思います。

まずは始点の難波へ

今回使っていくのはこちら。JR難波から名古屋まで、関西本線を伝っていく経路の学割乗車券です(終点が名古屋ではなく金山なのは、特に意味はないです。同じ値段なら経路を長めに取っておくほうがなにかと安心だからです)。というわけで、この切符の旅をスタートさせるべく、まずは難波へと向かっていこうと思います。

近鉄の切符を買いました。長距離乗る場合は近鉄を使うほうが安くなるみたいですね。特急は通路側がぽつぽつとしか空いてないくらいには大盛況でしたので、大人しく(?)非特急たちを乗り継いでいくことにします。

今回のスタート・近鉄名古屋駅。

06:51 近鉄名古屋
近鉄名古屋線 急行 伊勢中川行 635

近鉄には1回だけ乗ったことはあるのですが、その時は特急を使ったため、今回初めて「L/Cカー」なるものに乗りました。クロスシートらしい快適な座り心地ですが、座席下に回転用の土台があるので足があまり伸ばせないというデメリットはあるかな…?まあ普通の人は3時間半もぶっ通しで乗ることはないと思いますから、たぶん心配はいらないと思います。

08:07 伊勢中川
08:08 伊勢中川
近鉄大阪線 急行 名張行 826
08:53 名張

時刻表上は名張で乗り換えが必要かのようになっているのですが、実際には名張まで来た急行がそのまま大阪上本町行き区間急行となりますので、そのまま席に座ってればよいです。

09:03 名張
近鉄大阪線 区間急行 大阪上本町行 6920
10:16 鶴橋
10:19 鶴橋
近鉄奈良線 急行 大阪難波行 934
10:25 大阪難波

乗り継いで乗り継いで乗り継いでまいりまして、難波に到着。すぐにJRのほうに乗り換えていきます。

今は地下にひっそり佇むJR難波駅ですが、2031年にはなにわ筋線が開業して大阪駅までつながるそうです。その時にはミナミの玄関口としての賑わいを見せてくれるのでしょうか。

ターミナルとは思えない、ふつーの地下鉄駅の雰囲気。

天王寺で乗り換えれば大和路快速がビュンビュンと駆け抜けているのですが、今回は各停耐久でいこうと思います(暫定)。というかまあ用のある駅がどれも快速通過駅なので、不可抗力ではあるかもしれない。

10:45 JR難波
JR関西本線 王寺行 1758K

普通でも転換クロスシートの221系に乗れちゃうのはありがたすぎる。221系、私にとっては昔からよく乗っている馴染み深い車両でして、このサイトのアイコンを見ていただいてもそれが分かるかと思います。

東部市場前を出たあたりで、左手にたくさんの貨物コンテナが見えてきます。こちらが百済貨物ターミナル。大阪の貨物拠点の一つとなっています。

高架線なので車内からよく見えます。

11:00 平野

平野駅で降りて、しばらく南へと歩いていきますと、突如として「平野南海/NANKAI MALL」の文字があらわれます。いやいや何勝手に南海の名を使ってるんだよ、関連がなさすぎるだろうと思ってしまいますが、これにはちゃんと理由があります。それはもう少し奥へと歩いていくとわかります。

古き良き商店街の雰囲気。

こちらは平野駅プロムナード。現在はOsaka Metro谷町線が天王寺方面から伸びてきていますが、谷町線開業前は南海の路線の一つ、平野線がその役割を担っていました。そんなわけで、ターミナルにほど近い商業地となっていたのがこのエリア、というわけですね。ならまあ南海の名を冠する理由にもなるか。

信号設備なども残されています。

11:45 平野
JR関西本線 王寺行 1764K
11:49 久宝寺

平野からまた電車に乗り、あっという間にかつての列車運行の拠点・久宝寺に到着。ここには昔、竜華機関区という巨大な施設があったのですが、貨物輸送の縮小だったりでその機能は廃止され、現在は再開発されてすっかりと姿を変えています。

操車場の名残を感じさせる数少ない遺構。

久宝寺ではコンビニで軽食を買ってお昼としました。いきなり暑くなったもんで食欲もそんなに湧かなかった記憶があります。

12:08 久宝寺
JR関西本線 王寺行 1766K
12:21 河内堅上

河内堅上は都会の電車がやってくるとは思えない見た目をしています。もはや周りの民家と同化してしまっています。緑が広がっていて気休めにちょうど良いです。やはり暑いので探索はあんまりできませんでした。

駅舎も随分お古そうな様相。

そろそろ駅に戻ろうかという頃合い、線路を赤くて金色の何かが通っていくのが見えました。大阪と奈良を結ぶ特急「まほろば」の安寧編成です。一瞬で駆け抜けていったので写真とかはないです。

12:51 河内堅上
JR関西本線 王寺行 1770K
12:57 王寺
13:03 王寺
JR関西本線 大和路快速 加茂行 3360K
13:18 奈良

王寺で乗り換えて奈良にやってきました。今まで何度も乗り換えに使ったことはありますが、改札を通って下車するのは今回が初めてです。

こちらは奈良駅の旧駅舎。1934年に造られたものだそうで、高架化に伴って横に移動され、現在は観光案内所やスタバなんかが入っています。

奈良駅から少し北に歩いて、「大佛鐡道記念公園」にやってきました。大仏鉄道ってなんぞや…?ってところですが、実は今回乗っている関西本線と深く関係があります。

住宅街に突如現る記念公園。

もともと関西本線の木津以東の区間は「関西鉄道」という私鉄が敷設したのですが、この会社は名古屋・大阪間を現在の関西本線(名古屋~木津)+片町線(学研都市線)のルートで結んでいました。ここで、観光地のある奈良にも乗り入れたい。しかし、奈良駅は別の会社の駅となっているので、そこに乗り入れるのは難しい。というわけで、関西鉄道は大仏駅を設け、奈良のターミナル駅としたわけです。

その後関西鉄道の奈良駅乗り入れはかなうのですが、さらに奈良駅に乗り入れている各私鉄を合併してしまったため、大仏駅を経由する路線の必要性は失われました。そのため、現在は跡地が住宅街の中にひっそりと佇むという様子になっているわけなのです。

奈良駅に戻ってきました。ここからは加茂行に乗っていきます…というつもりだったのですが、ホームにやってきたのはなんと木津行。とりあえず乗るしかないので乗っていきます。

なぜかどこを見ても行先が「木津」となっている。

14:20 奈良
JR関西本線 大和路快速 加茂木津行 3368K
14:27 木津

本来は加茂行の大和路快速、木津駅での信号トラブルということで、なんと木津止となってしまいました。私が向かおうとしている加茂方面には代行輸送もないということなので、行き場を失ってしまいました。とりあえずアイスと飲み物を買いそろえ、休憩をすることにしました。再び木津駅に戻ってみると、加茂行は15:58発のものから運転を再開するとのこと。もう少し時間があるので木津城址にでも行こうとしましたが、墓地に辿り着いてしまったので諦め。駅で大人しくしておこうと思います。

運転再開まで木津に閉じ込められてしまった。

待っている間はもう少しゆっくり奈良観光できたなあ~とか、奈良から加茂行のバスがあるみたいなのでそれを使えばよかったなあ~とか考えていましたが、後悔しても後の祭り。これからはちゃんと運行状況を確認してから改札をくぐるようにしようと思いました。

15:58 木津
JR関西本線 大和路快速 加茂行 3380K
16:04 加茂

なんとか加茂にやってこれたところで、ここから先の区間は2両のディーゼルカーになります。アーバンネットワークと呼ばれる関西近郊区間では珍しい非電化路線です。

閑散路線ではおなじみのキハ120形(別日撮影)。

16:18 加茂
JR関西本線 亀山行 244D
17:36 亀山

なんとか予定より1時間半遅れて、亀山に到着。滞在時間も短くなるので、いつ戻ってくるかを念入りに確認したうえで駅を出ます。そして亀山公園へとやってきました。公園はそれなりに広いので、順に周っていきます。

ようやく亀山まで来れた。

まずは亀山城跡。多聞櫓の内部が一般公開されているみたいですが…残念ながら17時まで。外から眺めることしかできないようです。残念。

中に入ることは叶わず…。

気を取り直して、続いてはこちら。C58というタイプの蒸気機関車です。ここに静態保存されているのはC58359号で、1944年から70年まで、ここまで乗ってきた関西本線(亀山以西)で運用されていたようです(配置歴は王寺→竜華→亀山)。蒸気機関車を生で見るのは初めてだったのですが、でかくて黒くてカッコいいなあという印象です。これが実際に客車を引っ張って走っている様子も見てみたくなりました。

綺麗な状態で保存されている。

最後に、亀山菖蒲園へ。実はこの場所の存在はもともと知らず、亀山公園内を歩いていた時に知ったので行ってみました。その名の通りアヤメが咲き誇っています。ところでアヤメとショウブって同じ漢字で書くけど植物としては全くの別物なんですね。

植えた年ごとに区画が分けられていました。

18:20 亀山
JR関西本線 名古屋行 4330G
18:43 南四日市

南四日市駅はイオンタウンが近くにあるので、ここのフードコートに入っているマクドナルドで夜ご飯とします。ほんとは行きたいところがあったのだけれど、遅れを巻き返すためには仕方がないです。

名古屋に住んでいるのに三重で名古屋のご当地マックを食べる、変な経験。

食事を済ませたところで、駅に戻る途中、奥を列車が走っていくのが見えました。でも発車時刻はまだのはず。あれはたぶん気のせい…あっ。私が時刻の下一桁を勘違いしていました。ならあいつはきちんと定時で走ってたのか…。そんなわけで、あと40分くらい追加で滞在するしかなくなってしまいました。あーあ。

あいの風じゃない泊駅を見に行って、時間つぶし。

20:22 南四日市
JR関西本線 名古屋行 4334G
20:42 桑名

もうめちゃくちゃな状況なので、ここで各停耐久を解禁して、快速みえに乗り換えることにします。はやいはやいすごい。実際には乗り換えずとも9分後に名古屋には着けるのですが、少しでも早く帰れるほうが嬉しいですからね。ちなみにこの列車も2、3分ほど遅れていたのですが、もはや今の私にとっては誤差みたいなもんです。

20:46 桑名
JR関西本線 快速みえ 名古屋行 2926D
21:10 名古屋

こんなわけで、遅れに巻き込まれたり時刻を勘違いしたり、かなりグダグダな旅行記となってしまいましたが、関西本線の旅を楽しむことができました。今回あまり深掘りしなかった区間も過去に沿線を観光したりしているので、そちらも何らかの形で記事にできればなと思います。ここまで読んでいただきありがとうございました。